<   2012年 01月 ( 7 )   > この月の画像一覧
しろみさまは早起き
a0242914_20555244.jpg


 お年寄りというのは、とかく毎日の日課をしっかりと持ち、がっちりとマイルールというものを設定しがちですが、猫の場合もそれは例外ではないように思えます。
 しろみの一日は日々の変化に乏しく、ごはんの時間や回数、就寝時間にトイレの回数や時間などなど、たいていマイルールにのっとった毎日の繰り返しです。
 たとえば、朝は早朝6時頃に起き出し、まずは朝食。適度なウォーキングののちにトイレ、再度就寝し9時前には二度目の朝食、そのあとまた就寝……という感じ。
 しっかり自立した老猫のように思えますが、しろみはベッドの上がり降りができません。すべては彼女の要望に沿って飼い主が動かなくてはならず、しかも飼い主の毎日は日々の変化に富み、対応を怠ることもしばしばです。
 そんなときにはお怒り顔のしろみさまに叱られてしまうわけで、お願いモードでないところが猫らしいといえば猫らしいのかもしれません。





a0242914_20562259.jpg

ごはんが無いときは、わざとらしく中腰ポーズのまま、凍ったように待ちます。
無駄な動きを加えず、強固な意思をアピールします。





a0242914_20565976.jpg

夜の就寝はお二階のベッドで。
肌触りのいい麻のシーツがお気に入りです。
飼い主夫婦の間で寝ます。
ご主人の寝返り対策として、なるべくご主人のほうを向いて、
とっさに足でガードできるように、気を配ります。
枕と枕の間はシェルターとして有効に利用します。
朝寝時は貴重なコミュニケーションタイムなので
そこではしっかり点数を稼ぎます。





a0242914_20573527.jpg

ときには朝寝が過ぎるご主人を、奥さまに変わって起こすこともあります。
そもそもしろみは奥さまの実家猫なので、同郷のよしみで協力です。





a0242914_20583342.jpg

顔面に手を置くのは少々気が引けるものの
有効な戦法です。





a0242914_2059994.jpg

それでも起きなければ、体温高めな猫の特長を生かしておなか押しつけの蒸し攻撃です。
たいていはこれで落ちます。

by pechkana | 2012-01-25 21:02 | 老猫しろみ | Comments(2)
薪ストーブなぜ高い?
a0242914_18423592.jpg

 さほど田舎暮らしでもなかったのですが、子供の頃の我が家では、お風呂は薪で沸かしていました。よく祖父を手伝って廃材をくべた覚えがあります。1970年代に入ってそのお風呂もガス式に改造、スイッチひとつでお湯が沸かせるようになり、ずいぶん便利になったなと感じたものです。だから薪ストーブの導入を決めたとき、そんな自分の肌感覚から「めんどうな薪ストーブ」との暮らしを少しは覚悟したのです。
 ところがリフォームも完了し、知り合いと雑談の折、うちに薪ストーブがあることを話題に出すと、多くのひとは「リッチですね」とかさらには「ガウンを羽織ってブランデーですか」などと冗談めかして言います。自分が思っている以上に、薪ストーブに「ステータスシンボル」の印象を強く持たれているのには、正直戸惑いました。
 思い返せば、薪ストーブはお金持ちの道楽、と感じさせるできごとがリフォーム計画中にありました。
 それはネットで見つけた大阪の薪ストーブ業者に問い合わせをした時のことです。設置は2階、まっすぐ屋根を抜いての煙突計画であること、ストーブ用の床と壁の施工はすべてこちらで済ます、屋根の穴はこちらのリフォーム業者での作業、と伝え、ストーブと煙突設置のみの費用をなんとなくでいいので、と断って聞いてみると「100万ですかね」とあっさり即答されたのです。実はそのときすでに、お目当てのストーブと部材費用の計算も済ませていて、自分で設置するならこの三分の一くらいの費用でできるというのはわかっていたので、その慇懃な言葉の響きに、薪ストーブ販売業界の高級外車ディーラー然とした体質を察し「やっぱりめんどうだけど自力で設置しよう」と決意は固まったのでした。
 自力でのストーブ設置をにらんで、廉価なストーブや部材を販売しているお店を訪ねたりもしました。なにしろ今まで薪ストーブの現物すら見たことないのですから、手探りながらの調査開始です。そのお店では、海外の高級薪ストーブと国内メーカーの廉価なものとでは、どのくらい違いがあるのかを聞いてみました。「車にたとえると高級車と大衆車の違い。高価なものはそれなりに高級な部品も使われているし、排煙対策も充実している。だからといって大衆車がだめということはない。基本性能でみれば大衆車でも充分、といえばわかるでしょ」と答えは明快。
 ただ、お話しをうかがったお店のような業者さんは本当に少なく、ほとんどの薪ストーブ販売業者が「高級ディーラー」なのはたしか。きっちり施工や設置はしてくれて、有料でメンテナンスもお願いできるが、ただただ高価。エコだとかCO2削減だとかいいながら、大衆的立場で薪ストーブの施工と設置までしているお店はほとんどないのが現状なのだ。




a0242914_1846451.jpg

a0242914_18433184.jpg

業者さんのアドバイスを元に、自分で作った設計図。
いつも仕事で使っているグラフィックソフトで作成。
最終、業者さんにチェックしていただき部材を発注したのでした。
煙突部材は国産の普及タイプをチョイス。
意外に思われるかもしれませんが、煙突部材のほうがストーブ本体より高額になります。
壁や床に関しては、けっこう勉強しました。といってもネットでですが。
薪ストーブ設置に関して一番注意して対処が必要なのが「低温発火」という現象。
摂氏150度まで程度の温度でも、見えない壁内の木材が徐々に炭化して
あるとき一気に燃え上がる、という怖い現象です。だから
ストーブの背付近内と床内には木材は使用していません。




a0242914_1844117.jpg

ストーブ本体は国産の鋼板製。
鋳物のものにくらべ、冷めるのは速いのですが、杉などの針葉樹も燃やせます。
欧米のものや国内メーカーがあつかう中国製ストーブの主流は鋳物製で、
冷めにくいのが利点ですが、燃やすと急速に高温になる性質の針葉樹系を燃すことは
ストーブ本体が割れてしまう恐れがあり、基本できません。
だから廃材を薪として利用するなら、鋼板製で、ということになります。





amick アーミック ストーブ設置時にはたいへんお世話になりました。廉価な薪ストーブや部材を販売している数少ないお店のひとつ。オリジナル鋼板ストーブもある。購入前提であれば相談にも応じもらえるところが自力設置派ユーザーには心強い。滋賀県彦根に実店舗がある。


岡部工業所 鋼板製ストーブを製造販売。うちのストーブはここのオリジナル「ソロー 縦長タイプ」。原料高騰にもかかわらず、良心価格で薪ストーブを供給してくださっています。購入時にはわからないことを親切にいろいろ教えていただきました。


ホンマ製作所 新潟にある国内最大手の薪ストーブメーカー。庶民派の薪ストーブ事情を知るならまずここから。ホームセンターで売られている煙突部材はたいていがここの製品。安価な中国製ストーブも扱う。最近ではペレットストーブというのも登場。

by pechkana | 2012-01-19 19:09 | 薪ストーブ | Comments(4)
すべてはここから始まった
a0242914_23112627.jpg

a0242914_23114677.jpg

 リフォーム計画中のある日。なにかいいネタはないかなと、書店の生活関連コーナーで新刊のムックを物色していた時のこと、ふと目に留まったページがあった。「QUICO(キコ)のスタイル」という東京、表参道近くにあるインテリアを中心にしたセレクトショップのオーナーが発刊したムックのなかの一ページで、モデルの山川未央ちゃんが腰エプロンと頭にバンダナ巻きのスタイルで、薪ストーブ横にたたずんでいるその写真は、焼き物で有名な栃木県益子にあるSTARNET(スターネット)で撮影されたものだった。
 それまで、エコな暮らし向きに特段シンパシーを感じたこともなかったし、あこがれもしなかった私が、なぜその薪ストーブの写真に心を奪われたのかはよくわからないけれど、とにかく「いいんじゃない」と思ったのと、決め手に欠けていたリフォーム計画が、これで軌道に乗る予感も充分に感じたのだった。かくしてその日から、私の薪ストーブ計画が始まったのでした。




QUICO お洋服からインテリア、食器まで、生活全般を視野に入れたセレクトショップです。モダン、エスニック、ミッドセンチュリーと、いろんな時代のいろんな流行を経験されてきたであろうオーナーならではの、ボーダレスながらも一本筋の通った素敵なセレクションが見ものです。ここを訪れて「うちは何風でいこうか」などと枠にはめるようなちっちゃな考えは吹き飛んでしまいましたし、勇気もいただきました。

by pechkana | 2012-01-15 23:13 | 薪ストーブ | Comments(0)
照明はいたってシンプル最小限に
a0242914_4223348.jpg

 常々、とかく壁の間接照明ばかりで手暗がりな印象が拭えない欧米風のホテル照明には疑問を感じていた。また、戦後の豊かな日本を象徴する天井から部屋の隅々までを明るく照らす蛍光灯ともいつかはおさらばしたいと思っていた。
 それはかれこれ15年ほど前のこと、仕事でサンフランシスコを訪れた際に数泊した安宿は、市内から各所に伸びているケーブルカーの終点のひとつにほど近い、少々くたびれた風情の漂う町並みのなかにあり、2階の部屋の窓から外を見れば、宿のネオン看板ごしにわびしい走行音の響きとともにケーブルカーが通り過ぎる、私にとって印象深い思い出の宿。そこは1930年代オープンという実に古いモーテルで、トリプルルームの間取りはありがちな広さのベッドルームにダイニングキッチンとバスルームという構成。照明に目を向けると、ベッドルームには天井に白熱ボール球が3灯ばかりとあとは各ベット脇のスタンドのみ。バスルームはすべて白熱灯ながら数は多めで明るく、ダイニングキッチンには宿のイメージにそぐわない80年代製とおぼしき籐製キャンバス張りの大きめなペンダントライトがありました。
 私の照明開眼は意外なことにこんな安宿にあったのです。
 ベッドルームは、天井の白熱ボール球のおかげで少しも手暗がりにはならなかったし、ベッド脇のスタンドも全部点ければけっこう華やいだ気分にもなった。ダイニングキッチンのペンダントライトはミスマッチながら、ディナー気分を存分に盛り上げてくれたし、食事後のミーティングだって快適だった。
 安宿なればこそのいたってシンプルなこの実例を念頭に、2階リビングの照明プランは考えられました。




a0242914_4234958.jpg

天井の主照明はこのボール球のみ。6帖につき60W球1灯。
現在は60W型の電球色蛍光ランプを使っていますが
これだけでも暗さを感じたことはありません。




a0242914_4243111.jpg

テーブル上には追加のペンダントランプを。
ランプ、シェードとも国内メーカー製。電球は60Wのクリア球です。
気分が落ち込んでいるときには主照明にプラスして、ちょっぴりゴージャス気分に。
日本では経済産業省が白熱電球の生産中止をメーカーに要請しているそうですが
全体主義はなはだしい、 馬鹿げた話に思えます。
私たちにも電球を選ぶ権利くらいあるはずなのに。




a0242914_4251892.jpg

洗面台上のウォールランプはフランスのアンティーク。
東京のアンティークショップ、オルネ ド フォイユで購入しました。
電球はクリアの輸入電球です。
安い買い物ではありませんでしたが
部屋の顔作りに大貢献してくれています。

by pechkana | 2012-01-09 04:32 | インテリア | Comments(0)
シェーカー家具の物干し
a0242914_18195365.jpg

 19世紀ごろのアメリカ、キリスト教の派生宗教シェーカー教の教徒たちによって数々の魅力的な家具が生み出されました。シンプルでミニマムなたたずまいのそれらの家具は、世界中の家具デザイナーに影響を与えたといわれています。今の日本では特に、東北地方の「曲げわっぱ」に似たオーバルボックスが有名ですね。
 そんなシェーカー家具のレプリカをネットで物色するうちに見つけたのがこの物干しです。
 限りなく実用アイテムであるのに、インテリア家具として雰囲気作りにも貢献しそう、というところに、なにより惹かれました。





a0242914_18202876.jpg

いつも薪ストーブのうしろにある物干し。
写真ではいい感じですが、実際はもっといろいろと吊されています。
曇りがちな日の続く冬場にはまるで、スキー民宿の乾燥室のようになってしまいます(笑)。





a0242914_18211919.jpg

a0242914_18214185.jpg

使ってみてわかった「すぐれもの」。
デザインの一環と思っていた先端の出っ張りも、ほらこの通り。
サイドもしっかり、物干しとして使います。




シェーカージャパン シェーカー家具のレプリカを多数あつかっています。求めやすい価格のキットもあります。私もここでキットで購入しました。

by pechkana | 2012-01-05 18:25 | 生活雑貨 | Comments(0)
古家具を蘇らせる自然派ワックス
a0242914_1649129.jpg

 アンティークやレトロ家具のなかには、表面のニスがへたってしまいつやを失ったものや、細かくひび割れているものをよく見かけます。塗装後すでに50年以上経過しているのでしょうから、それもしかたがないことかもしれません。
 このマガジンラックもかつてはそうでした。京都にアンティーク雑貨を物色に行った際、ショップ近くのリサイクル店で偶然見つけたものです。700円くらいで購入しました。店先に無造作に置かれていたそれは、全体にニスが細かにひび割れて、まるで干からびた油アゲのような色合い。しかもところどころ醜い水染み痕もあり、網部分の木のパーツのいくつかは外れかけていました。家に持ち帰りさっそく補修をすることに。外れかけたパーツは一度とりはずしてしまって、木工ボンドで再接着。はみ出したボンドは濡れぞうきんできれいに拭き取ります。全体を水拭き乾燥後、数日前に東急ハンズで購入した、蜜ロウとオレンジオイルを原料にしたワックスを塗り込んでみたのです。ワックスはへたったニス面に小気味よく吸い込まれていきます。塗り終わりべたついた表面を今度はていねいにから拭き、仕上がったのがこの写真のマガジンラックです。
 ものの試しにと購入したワックスでしたが、この効果には本当にびっくりしました。醜い水染み痕もきれいに消えてしまいました。




a0242914_16493936.jpg

このワックス。「ハワード フィーデンワックス」といいます。
うちではもう「手放せない一品」です。
アンティークショップではお馴染みの品のようで、
アーコールチェアを購入した神戸栄町のショップでも、商品の発送前に使われると聞きました。
匂いはオレンジの香りです。




a0242914_16504134.jpg

Before ずっとメンテナンスをしてこなかったアーコールチェア。水染み痕が目立ちます。




a0242914_16512944.jpg

After フィーデンワックスでメンテ後。けっこうきれいになりました。


 古家具の救世主ようなワックスですが、惜しいことに効果は永久的とはいえず、日々使う椅子などの場合、せいぜい2、3ヶ月というところです。効果が終わるとまた水染み痕は復活します。
 また、使って効果のないものもあります。ニスの新しいものや、へたっていないものです。これらの場合、表面がただただ、べたつくばかりで、これは塗ってみるとすぐにわかります。あと、ニスが塗られていない白木の家具には効果はありません。

by pechkana | 2012-01-05 17:01 | 塗装とメンテナンス | Comments(0)
しろみさまのお正月 2012
あけましておめでとうございます。
今年こそは
どうかどうか、よい年になりますように。




a0242914_0155294.jpg

さて
ストーブ下に横たわっているのは
うちの同居猫、しろみです。
平成元年生まれ。今年で23歳のおばあちゃんです。
ただいま遠赤外線浴の真っ最中。
老猫はからだにいいものをよく知っています。
とはいえ、これから薪が充分に燃焼するころには、
かなりの高温になるわけで
焼き猫になる前に、ストーブ下からひっぱり出さなくてはなりません。
世話の焼ける同居猫です。




a0242914_0181319.jpg

しろみさま、お散歩中。
すでに目は見えません。
なので、開きっぱなしの瞳に白目は無く
猫というよりネズミかなにかのようです。
この歳にしてワイルド野生帰りというわけです。
もしも夜道で突然出会えば、たぶんぎょっとすると思います。




a0242914_0171861.jpg

しろみさま、ふれあい中。
目が見えないので、スキンシップは大好き。
安心するのでしょう。
前足の肉球はさわり放題です。




a0242914_0191565.jpg

一昨年のしろみさま。
このころはまだ、椅子に上がることができたしろみさまですが
昨年3月にはてんかんの発作を起こして、一時は重篤な寝たきり状態となりました。
獣医さんによると、脳に何らかの疾患があるかもとのこと。
ただ、高齢なので麻酔に耐えられるかも微妙で
CTスキャンもできません。
一時はもうだめかとも思いましたが、
なんと、ほぼ自力でむくむくと復活。獣医さんも驚かれていました。
さらにおしめも嫌がるようになり、今ではトイレもひとりで大丈夫。
嫌だといった限りは、その後の行動できっちり筋を通す。
全く以てしっかりものです。
猫ながらあっぱれと思います。
昨年はたくさん、こいつから元気をもらった気がします。

by pechkana | 2012-01-01 00:23 | 老猫しろみ | Comments(3)