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照明はいたってシンプル最小限に
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 常々、とかく壁の間接照明ばかりで手暗がりな印象が拭えない欧米風のホテル照明には疑問を感じていた。また、戦後の豊かな日本を象徴する天井から部屋の隅々までを明るく照らす蛍光灯ともいつかはおさらばしたいと思っていた。
 それはかれこれ15年ほど前のこと、仕事でサンフランシスコを訪れた際に数泊した安宿は、市内から各所に伸びているケーブルカーの終点のひとつにほど近い、少々くたびれた風情の漂う町並みのなかにあり、2階の部屋の窓から外を見れば、宿のネオン看板ごしにわびしい走行音の響きとともにケーブルカーが通り過ぎる、私にとって印象深い思い出の宿。そこは1930年代オープンという実に古いモーテルで、トリプルルームの間取りはありがちな広さのベッドルームにダイニングキッチンとバスルームという構成。照明に目を向けると、ベッドルームには天井に白熱ボール球が3灯ばかりとあとは各ベット脇のスタンドのみ。バスルームはすべて白熱灯ながら数は多めで明るく、ダイニングキッチンには宿のイメージにそぐわない80年代製とおぼしき籐製キャンバス張りの大きめなペンダントライトがありました。
 私の照明開眼は意外なことにこんな安宿にあったのです。
 ベッドルームは、天井の白熱ボール球のおかげで少しも手暗がりにはならなかったし、ベッド脇のスタンドも全部点ければけっこう華やいだ気分にもなった。ダイニングキッチンのペンダントライトはミスマッチながら、ディナー気分を存分に盛り上げてくれたし、食事後のミーティングだって快適だった。
 安宿なればこそのいたってシンプルなこの実例を念頭に、2階リビングの照明プランは考えられました。




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天井の主照明はこのボール球のみ。6帖につき60W球1灯。
現在は60W型の電球色蛍光ランプを使っていますが
これだけでも暗さを感じたことはありません。




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テーブル上には追加のペンダントランプを。
ランプ、シェードとも国内メーカー製。電球は60Wのクリア球です。
気分が落ち込んでいるときには主照明にプラスして、ちょっぴりゴージャス気分に。
日本では経済産業省が白熱電球の生産中止をメーカーに要請しているそうですが
全体主義はなはだしい、 馬鹿げた話に思えます。
私たちにも電球を選ぶ権利くらいあるはずなのに。




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洗面台上のウォールランプはフランスのアンティーク。
東京のアンティークショップ、オルネ ド フォイユで購入しました。
電球はクリアの輸入電球です。
安い買い物ではありませんでしたが
部屋の顔作りに大貢献してくれています。

by pechkana | 2012-01-09 04:32 | インテリア | Comments(0)
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