<< 私たちの大阪うまいもん その5 私たちの大阪うまいもん その3 >>
私たちの大阪うまいもん その4
うさみ亭マツバヤ

 南船場に事務所を構えていた頃、よく訪れていた近くのおうどん屋さん「松葉家」。食通の間では有名なお店ということで、それ以前、西心斎橋にて事務所勤めの頃からお昼時に「今日は松葉屋行ってみよか?」などと仕事仲間とよく遠征したものです。「うさみ亭マツバヤ」として再オープンしてからも、変わらず「ごちそうさん」させていただいている、大阪うどん名店中の名店です。



a0242914_414077.jpg

a0242914_421481.jpg

おじやうどん

 ここはきつねうどん発祥のお店ということで有名ですが、地元のお客さんのほとんどが、きつねうどんには目もくれず、この「おじやうどん」を注文します。松葉家といえばおじやうどん、これは南船場、いや大阪の常識。おじやとはもちろんあの、雑炊的な食べ物のこと。「おじや」はベッタリ「雑炊」はサラサラ、などとこだわりの向きはありましょうが、ここの「おじやうどん」はうどん出汁にサラサラ雑炊プラスおうどん、という感じでしょうか。なかには「具材、おうどん、ごはんの順で三層構造になっているのだ」と主張されるお客さんもいらっしゃいます。熱々の鉄鍋に、具材は、あなご、しいたけ(もどし)、きざみあげ、かまぼこ、全卵。薬味に、青ねぎ、紅生姜がのっかります。通常サイズと大サイズがあります。出汁のお味は関西風とはいえ若干濃いめかもしれません。おうどんのコシは軽め。紅生姜がまったりのなかでいいアクセントになります。甘めに煮いたしいたけを頬張り、残り汁のなかの紅生姜をれんげですくって噛みしめるのが、私の毎度のお楽しみです。




a0242914_425334.jpg

 手持ちの古雑誌に載っていました。1975年の雑誌「non・no」大阪グルメ特集から2ページを割いて「松葉家」が紹介されています。メイン写真はもちろん「おじやうどん」。昔と変わらぬ味、お店の雰囲気、とはいえ、詳しい事情は存じ上げませんがどうも現在のあのカタカナ店名は個人的に馴染めません。歴史ある大阪文化のひとつとして、また以前の看板を掲げていただける日が来ることを切に願っています。

by pechkana | 2014-01-03 04:07 | グルメ | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< 私たちの大阪うまいもん その5 私たちの大阪うまいもん その3 >>