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八月ですね
暑中お見舞い申し上げます。

梅雨が明けてはや二週間。
ここ関西では
梅雨時の湿っぽい暑さにくらべると
いくぶん過ごしやすい感もありますが、
夏本番に油断は禁物。
熱中症や冷房の効かせ過ぎなど
諸々気をつけて、
快適な夏を過ごしましょう。



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2016 夏の日々
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◎ポール・スミス展

7月の初め
夫婦で京都の国立近代美術館へ
ポール・スミス展を観にいく。
道路をはさんで真向にある
京都市美術館で開催されている
ダリ展とあわせて回るつもりが、
ここが予想以上に面白く
ダリは後日ということで、
単館鑑賞に切り替えてじっくり鑑賞することに。
ポール・スミスといえば、
もうずいぶんとおじいちゃんなのだけど
まだまだエネルギッシュだし古くない。
永く生きて身につけた経験や記憶が、
デザインにおいて得がたい戦力となるのだなと
そんなことを感じられて、うれしくなった。
入口にて素敵なピンクのイヤホンを手渡され
それをスマホに差し込み、
壁のバーコードを読んで解説を聞きながら……
という新しいスタイルの鑑賞法がグッド。
写真だって撮り放題です。






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◎加藤順漬物店

鳥居近くの平安殿にて、いつものささやかなお楽しみ、
定番の「そすいもち」を手に入れたのち、
帰り掛けに、平安神宮とはご近所、
鴨川近くの「加藤順漬物店」に立ち寄る。
うちの京都の親戚が、やっぱりここ! と推すお店である。
推し方はこんな感じ。
「有名かも知らんけど、○○の漬物は化学調味料使ってるやん、
でもここは使ってないからええんよ」
「えっ、そうなん?」と思わず聞き返してしまう。
あそこが使っててここが使ってないって、なんで断言できるの?
そんな疑問も食してみるとなんとなくわかったような……。
いつの頃からか忘れてしまっていた
青い風味のきゅうりに、涼をいただき、
柴漬けに「しそ風味はええなあ」とあらためて思う。
関東の人からすれば薄いに違いない塩味でもって、
素材のよさを引き出す系の漬物なのです。



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「加藤順漬物店」
路地奥の小さなお店だけど、
表通り沿いに数台駐められるお客様用駐車場が
完備されているのが
ここ京都にあってはうれしいところ。
お店は昔ながらの大きさを維持。
いやこれは老舗の意地?
でも背後にちゃんと大きな社屋があります。





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◎猫もぐったり

猫は夏に暑さを感じるのはほんの2、3日、
なんてことを耳にしたことがあります。
ただいまがその、2、3日のさなか
ということでしょうか。
ベッドの縁にある木の部分が
冷やっこくてお気に入りです。
ちなみに
アメショーのいちちゃんはこんな面構えですが
れっきとした乙女(13歳なのでおばさんですが)。
むこうのチンチラシルバー、マロンは
15歳超おじいちゃんです。





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◎ナナフシ発見!

庭のつるバラにナナフシ発見。
こんな間近でしっかり見たのは初めてかもしれません。
そういえば子供の頃、このナナフシを見つけて
手に取ると、クネクネ気持ち悪い動きをして
すぐに放した記憶があるような。
あれはナナフシではなくって、
きっとナナフシモドキだな、と
ひとり合点していましたが、
調べてみたところ
ナナフシというのは略した呼び方で
こいつこそが正式名
ナナフシモドキなのだそうだ。






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◎PL花火芸術

8月1日はPL花火の日。
うちの住宅地からもよく見えます。
このあたりの戸建て住宅で
西日が差す西側にあえてのベランダが多いのは
すべてはこの時のため。
お客さんを招いてのパーティーが
あちこちで開かれます。
このPL花火、
東洋一と、うたわれたバブル期の勢いは
今はありませんが、
それでも己が煙で雲が出来て、
それに隠れて花火が半分しか見えない
なんてのは今も変わらず、
辺り一面が昼のようになる
最後の大花火は圧巻です。
機会があれば、
決死の超ラッシュ電車利用、
車なら朝帰り覚悟、
ということになりますが
関西にお住まいなら
生涯一度は観ておいてよいのでは
と思います。



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今年はいい案配に風が吹き
雲が出来ず、よく見えました。
最後の花火は爆発っぽくてちょっと怖い。
神がかりとも感じられるし
戦争になったらこんな感じかも、なんて風にも思えます。





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◎シン・ゴジラ

7月最後の土曜日に夫婦で
「シン・ゴジラ」観てきました。
元来オタクなので、やはりゴジラは外せません。
事前情報が皆無なうえに「庵野やしなあ、大丈夫か?」
という思いもあり、恐る恐るの鑑賞でしたが……、
すごい! 庵野くんありがとう! 疑ってごめん!
「今年のベストワンやな」というのが今の心境です。
年度半ばにして、こんな心境に至ったのは
1988年公開、ベルトルッチの「ラストエンペラー」や
1990年公開、侯 孝賢の「非情城市」のときと同様です。
間違いなく全ゴジラ映画中でいちばん面白い。傑作です。
最初、鑑賞に乗り気で無かった妻が
「もう一回観る」と言ってますし
わたしも同感。
学生運動とか安保の世代の方々から
「しらけ世代」なんて揶揄されていた世代が
何事にも染まることなく
思想的なバイアスが掛かることなく
素直な日本愛から作り上げた
娯楽型ポリティカル・フィクション。
ぜひ映画館で体験して下さい。
デートにも使えます。

最後にネタバレギリギリですが……、
・ゴジラの光線すごすぎ!
・全弾命中の自衛隊かっこいい!
・とにかく頑張ってる政府の皆さんが素敵!
・電車も、はたらくくるまも、最高!
・日本も邦画もまだまだ捨てたもんじゃない!

by pechkana | 2016-08-02 03:35 | 日々の暮らし
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